【BASEの手数料は高い?】実際に使って分かった注意点と計算例

ハンドメイド作品を出品するためにBASEでショップを開設。登録は無料だけど実際どれくらい手数料がかかるの?と気になりました。この記事では、BASEの手数料の仕組みと実際に売れた時にどれくら手数料がかかるのかを計算例つきでまとめています。

この記事でわかること

  • BASEの基本的な手数料の内訳(6.6%+40円とは?)
  • 販売価格ごとの手数料の計算例
  • 実際に使って感じた注意点や落とし穴
  • メルカリなど他サービスとの違い
  • BASEが向いている人・向いていない人
目次

BASEの基本的な手数料とは?

✅ BASEで発生する主な費用まとめ

費用の種類 内容 金額 備考
販売手数料 決済手数料 3.6% + 40円 1注文ごとに発生
販売手数料 サービス利用料 3.0% 決済手数料と合わせて6.6%
振込手数料 銀行口座への振込 250円 売上引き出し時に発生
事務手数料 振込金額が1万円未満 500円 振込手数料と合計750円
有料Apps 定期便 App 月額 550円 導入は任意
有料Apps 送料詳細設定 App 月額 1,320円 導入は任意

※有料Appsの金額は2025年6月時点の税込価格です。
※販売手数料は注文ごとにかかるため、少額商品の販売には特に注意が必要です。

BASEの手数料は、「決済手数料」と「サービス利用料」の2つに分かれています。

  • 決済手数料:3.6%+40円(1注文ごと)
  • サービス利用料:3.0%

この2つを合計すると6.6%+40円が販売ごとにかかる手数料になります。
つまり、商品が売れるたびに「販売価格の6.6%」と「1件につき40円」が差し引かれる仕組み

  • 振込手数料や事務手数料
  • 有料Apps(定期便機能・送料詳細設定など)を使うと発生する費用

実際にいくら引かれる?計算例でシミュレーション

販売価格ごとの手数料比較

✅ 販売価格ごとの手数料比較表

販売価格 BASE
(6.6%+40円)
メルカリ
(10%)
STORES
(5%)
Shopify
(2.9%)
¥500 ¥73 ¥50 ¥25 ¥14
¥1,000 ¥106 ¥100 ¥50 ¥29
¥1,500 ¥139 ¥150 ¥75 ¥44
¥2,000 ¥172 ¥200 ¥100 ¥58
¥2,500 ¥205 ¥250 ¥125 ¥72

※各価格帯で手数料が最も高いサービスを赤文字で表示しています。
BASE(6.6%+40円)/メルカリ(10%)/STORES(5%)/Shopify(2.9%)で計算。

1000円以下の場合はBASEの手数料が割高。1500円以上だとメルカリの手数料が高くなる!

shopifyの手数料が一番安い!Shopifyは月額利用料3,000円がかかるので、それを上回る販売利益が出る場合はshopifyへ変更しても◎

主要サービスの手数料や受取額比較


✅ 販売価格別 受取額比較表(2025年6月時点)

販売価格 BASEの受取額
(6.6%+40円)
メルカリの受取額
(10%)
STORESの受取額
(5%)
Shopifyの受取額
(2.9%)
¥500 ¥427 ¥450 ¥475 ¥486
¥1,000 ¥894 ¥900 ¥950 ¥971
¥1,500 ¥1,361 ¥1,350 ¥1,425 ¥1,456
¥2,000 ¥1,828 ¥1,800 ¥1,900 ¥1,942
¥2,500 ¥2,295 ¥2,250 ¥2,375 ¥2,428

Shopifyの受取額は決済手数料2.9%を適用。BASEは「6.6%+40円」メルカリは「一律10%」STORESは「一律5%」として計算。

販売価格別で受取額比較表

✅ 販売価格別 受取額比較表(2025年6月時点)

販売価格 BASE
(6.6%+40円)
メルカリ
(10%)
STORES
(5%)
Shopify
(2.9%)
¥500 ¥427 ¥450 ¥475 ¥486
¥1,000 ¥894 ¥900 ¥950 ¥971
¥1,500 ¥1,361 ¥1,350 ¥1,425 ¥1,456
¥2,000 ¥1,828 ¥1,800 ¥1,900 ¥1,942
¥2,500 ¥2,295 ¥2,250 ¥2,375 ¥2,428

※赤文字はその価格帯で最も受け取り額が多いサービスです。Shopifyは決済手数料2.9%を適用。

BASEとメルカリ受取額比較

✅ BASEとメルカリの受取額比較

販売価格 BASEの受取額
(6.6%+40円)
メルカリの受取額
(10%)
差額
¥500 ¥427 ¥450 -¥23
¥1,000 ¥894 ¥900 -¥6
¥1,500 ¥1,361 ¥1,350 +¥11
¥2,000 ¥1,828 ¥1,800 +¥28
¥2,500 ¥2,295 ¥2,250 +¥45

※BASEは「6.6%+40円」、メルカリは一律10%の手数料で計算。

初心者でも始めやすい反面、少額で販売する場合は受け取れる利益が少ないのがBASEの特徴。

BASE STORES受取額比較

✅ BASEとSTORESの受取額比較

販売価格 BASEの受取額
(6.6%+40円)
STORESの受取額
(5%)
差額
¥500 ¥427 ¥475 -¥48
¥1,000 ¥894 ¥950 -¥56
¥1,500 ¥1,361 ¥1,425 -¥64
¥2,000 ¥1,828 ¥1,900 -¥72
¥2,500 ¥2,295 ¥2,375 -¥80

※BASEの受取額は「6.6%+40円」、STORESは「5%」として計算。差額はSTORESが常に有利。

STORESの方がどの価格帯でも販売手数料は安いのに、それでもBASEを選ぶ理由は「売るための工夫がたくさん用意されている」から。「手数料だけで判断せず、デザインや操作性、集客力で選ばれている」ことが多い!

BASEとshopify受取額比較

✅ BASEとShopifyの受取額比較

販売価格 BASEの受取額
(6.6%+40円)
Shopifyの受取額
(2.9%)
差額
¥500 ¥427 ¥486 +¥59
¥1,000 ¥894 ¥971 +¥77
¥1,500 ¥1,361 ¥1,456 +¥95
¥2,000 ¥1,828 ¥1,942 +¥114
¥3,000 ¥2,762 ¥2,913 +¥151

※Shopifyは月額費用なしとして、1件あたりの受取額で比較。

どの価格でも手取りだけで見ればShopifyの方が多い。でも!Shopifyは「月額3,000円前後」がかかるので、たくさん売らないと元が取れません

BASEで損しないためにいくらを下限として出品したらいいの?

BASEとメルカリ比較

比較内容 下限価格の目安 理由
BASEの受取額が
メルカリを上回る価格
¥1,534以上 6.6%+40円の手数料が10%を下回るライン

✔ 販売価格が 1,534円以上 なら、BASEの方がメルカリよりお得!

BASEは「6.6%+40円」の手数料、メルカリは「10%」の手数料がかかります。
この2つを比較すると、1,534円以上の商品を販売した場合、BASEの受取額の方が高くなります。

条件 安心な下限出品価格
少額商品を扱う場合 1,500円以上推奨(固定手数料対策)
メルカリより利益出したい 1,534円以上で出品
STORESより手取り重視 基本的にBASEの方が手数料高めなので、
他の要素(UI、アプリ連携など)で勝負

BASEとSTORES比較

比較ポイント BASE STORES
販売手数料 6.6%+40円 5%(決済手数料込み)
利益が残る下限価格の目安 1,500円以上が安心 BASEとSTORESを比較した場合、元々STORESの方が販売手数料が安いので手数料で判断するよりは、下限いくらで出品したらいいかについて考えておくことは大切。基準はメルカリ比較の基準と同様に1500円以上だと安心価格。

それでもBASEを選ぶ理は?

デザイン性やカスタマイズのしやすさ、初心者でも操作が簡単、登録無料に加え出品手数料も無料なこと、売上がいくらになるかまだ分からない場合に、SNSとの連携もできてCMや広告で知名度が高いBASEを選ぶ人がいるという結論(私もその1人)。

BASEが選ばれる理由 内容
デザイン性 おしゃれな無料テンプレートが豊富。ブランドっぽく仕上げられる。
カスタマイズ性 HTML/CSS編集が可能。細かく自分好みに調整できる。
拡張機能が豊富 定期便、レビュー、送料設定など、必要に応じて追加できる。
SNS集客しやすい InstagramやTikTokとの連携が簡単。発信から購入導線がスムーズ。
認知度・安心感 CMや広告で知名度が高く、購入者の信頼も得やすい。

BASEとShopify比較

比較項目 BASE Shopify(スタンダード)
販売手数料 6.6%+40円 3.4%(Shopifyペイメント利用時)
月額費用 0円 約3,900円
BASEが有利になる販売価格 約3,030円以下 月に多数売れる人向き
向いている人 少数販売・初心者・固定費リスクなしで始めたい人 毎月しっかり売りたい・利益率を重視する人
  • Shopifyは「売れれば売れるほど有利」な設計。
  • BASEは「売れる数が少なくても損しにくい」初心者向け設計。

BASEを使って分かった注意点

見落としがちな注意点 理由・内容
「+40円の固定手数料」が意外と重い 少額商品だと手数料率が高くなり、利益を大きく削る原因に。
送料・材料費込みだと赤字の可能性 価格設定に送料・原価をしっかり含めないと、気づかぬうちに赤字に。
固定費が0円=安心…とは限らない 毎月の「有料Apps(拡張機能)」課金が地味に効いてくる。
無料で始められる=油断しがち 気軽に始めやすい反面、利益を意識した設計をしないと赤字になりやすい。

少額商品をBASEで出品する場合に気を付けること

BASEは無料で始められますが、1,500円以下の商品だと「6.6%の手数料+40円の固定手数料」で利益が残りにくくなるので注意。

少額商品をBASEで出品する時の工夫

利益を意識した価格設計をすることで、BASEのメリットを活かしながら無理なく販売できます。

  • 詰め合わせ商品にして単価アップ
  • 3個セットなど「まとめ売り」で1,500円以上に
  • 原価や送料を差し引いても利益が出る価格を設定

じゃあBASEはやめた方がいいの?

タイプ別おすすめこんな人におすすめ
BASEが合うケース・ネットショップ初心者
操作が簡単なものを選びたい
SNS連携で集客できる(Instagramなど)
おしゃれなデザインテンプレを使いたい
・ブランド感を出したい(BASEロゴ非表示)
他のプラットフォームが合うケース利益を最優先したい(手数料を抑えたい)
・商品数が多く、大規模な運営を目指す
・機能カスタマイズや独自ドメイン運用がしたい
・STORES・Shopifyなども含めて検討中
選び方のポイント自分の販売スタイルや目的に合わせて選ぶのが大切。
「最初はBASEで始めて、必要に応じて乗り換え」もアリ!

ハンドメイドショップの場合、私が開設前に考えていたものとBASEの機能が合致していた!➡︎結論BASEスタートで正解✅

  • ネットショップ初心者で操作が簡単
  • 元々やっていたインスタとも連携がしやすい
  • おしゃれなデザインでカスタマイズできるという希望を叶えられる

比較ポイント結論
手取りが高くなる価格帯どの価格帯でもShopifyが上回る(手数料だけなら)
少量販売(初心者)BASEがおすすめ(無料・固定費なし)
大量販売(上級者)Shopifyの方が利益が出やすくなる(元が取れる)
条件下限価格の目安
BASEで損しない価格帯¥1,500以上
Shopifyと同等になる価格帯¥1,200〜1,300円以下
理由 内容
初心者にやさしい操作性 管理画面がシンプルで迷いにくく、操作方法も直感的でわかりやすい。
デザインテンプレが豊富でおしゃれ 無料テンプレートでも十分おしゃれなショップが作れる。
アプリ連携(Apps)が豊富 定期便、レビュー、送料詳細など、拡張機能が簡単に追加できる。
SNS連携が簡単 InstagramやGoogleショッピングとの連携が簡単で集客しやすい。
BASEロゴが出ない ショップに「BASEで作成した」などの表示がなく、ブランド感を出せる。
知名度・信頼感がある TVCMやネット広告など、BASE自体の集客力も高く購入者の安心感がある。

まとめ

BASEは「無料で始められる」のが魅力ですが、実際にショップを開設して運営してみると、手数料の重みは売上額によって感じ方が変わることに気づきました。特に少額商品を扱う場合は、固定手数料+販売手数料が利益を圧迫しやすいため、価格設定はしっかり計算しておくことが重要です。

今回紹介した少額商品をBASEで販売する工夫として「まとめ売り」や「詰め合わせ販売」、そして必要に応じたアプリの導入で利少しでも多く益が残る形に。BASEでもしっかり利益を残しながら販売を続けていくなら「価格」と「工夫」がカギになります。

▶ このブログでは、実体験をもとにWeb制作で得た気づきや、制作記録を発信しています。これから始める方の悩みが解決に繋がれば幸いです。
このブログを書いた人:WEBデザイナーを目指す初心者。「カジュアルで見やすい」「シンプルだけど温かみがある」そんなデザインを得意としています。

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